モニターアンプ入れ替え
2020.02.23
自宅スタジオの機材を全て居酒屋しのちゃんに移設してスタジオしのちゃんを始めました笑
この際、30年使用していたsansui auα907-l extraアンプを分解してみたのですが、さすがに各パーツの劣化が酷く、モニター用で修理ですむレベルでなくなってきているので引退を決めました。

数年前お遊びで購入した CEC AMP3000



https://audio-heritage.jp/CEC/amp/amp3300.html


定価5万円、XLRバランス入力付き。
通常半固定で使うGAIN部品をそのままボリュームにすることで、ボリュームフェーダー不要でダイレクトコントロールで音質を追求し、ミュートしてもガリが爆音で出るとんでもない設計の品物です。(高いプロ用は普通VCAで対応する)
しかし、このクラスでは絶対あり得ない大きなトロイダルコアトランスを搭載し、
純A級作動、小さいコンデンサを多量に並列に並べることで莫大なコストダウンをしています。

中古で購入時、やはりとんでもないガリと左右の音量差が出ていてこりゃ絶対使えない、返品かな
・・・と思ったのですが、出ている音がやたらといい。いいどころがとんでもなく良い音が出てます。これがsansui系のNFBのパワフルサウンドでは得られない、NONE、NFBサウンドなのか。パワーはないけど、奥行きのある音像は高級オーディオ的なとても魅力的です。

ネット情報を根深く掘った所、このモデルは半固定部品を可変にしていることでリーク電流があり、ボリューム部品に結晶が出来て固着し、ガリが出るということが分かった。
実は、C.E.C AMP3000、このガリのせいでボリュームを固定させたまま使う人が多く、動かさないで電源オン、オフを繰り替えすともっとガリというかバリバリ音が増える悪循環にはまります。

分解してまずボリューム部品を徹底清掃します。

一度綺麗に清掃したら、電源を入れる前に一度、ボリュームをゼロからフルテンまで回してから電源を入れる。
使う前に、一度このおまじないをするだけでガリは全く出なくなります。使った日だけで大丈夫です。一か月開けてもガリ出ません、使ったら必ず次回一度ゼロからフルテン回せばOKです。

たったこれだけでこの音質を得られるなら素晴らしいことだと思います。

面倒くさい人はもっと高いの買いましょう笑
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