Hughes&Kettner TUBE20
2021.02.26
このギターアンプを購入したのは恐らく1999年頃だったと思います。
定価は10万円、当時は、ヨーロッパ型のハイゲインアンプで、20W程度の小型で12インチのCELESTION製スピーカーを搭載した音の良いオールチューブ(真空管)のアンプはまだまだ少なく、小型=チープを抜け出せる物は少なかったのです。写真の右下部に真空管のマークが貼り付けてあるのが見えると思いますが、当時はまだ少なかった、”小型でもオールチューブ”をアピールしているのが解ります。
まあ、その中ではマシなほうかな・・・と思って使っていたのですが、やはり不満で結局同社のハイエンドモデルのトライアンプを買っちゃったのですが、あまりに重くて手放しました。録音ブースから出したり入れたりするのが凄く腰に負担でして(笑)
その後スタジオを廃業してからは、殆どギターも弾かなかったので放ってらかしにしていたのですが、ここ数年ギターをバリバリに弾くようになって、良いアンプが揃ってきたのでこれらを横に並べて音を出すと、
VOX AC15 Warehouse Limited Edition AC15 Custom/ FENDER HOT ROD DELUXE 初期型1996年製 (改造品JENSEN P12N alnico5 concert series)
Hughes&Kettner TUBE20が一番音良くないんですよね。ドンシャリ中抜けで、フルゲインにすると音潰れて汚い歪みが出ます。(フルゲインに関してはVOX、FENDERのほうが遥かに糞音ですがそこは置いといて笑)センドリターンに繋いだパラメトリックイコライザーでそれなりに修正していたのですが、スピーカーが足引っ張ってるような気がしてならない。
まずスピーカーを見て見ると、CELESTION Rockdriver vintage G12 8Ωとある。
現在の中国製ではなく、イングランド製。
なんか聞いたことないなあと検索してみた所、Hughes&Kettner特別モデルだそうな。
サウンドハウスのギター用スピーカーの試聴をしてみた所、
このスピーカーと一番音が似ているのはどうやらこれ。
CELESTION Vintage 30 (¥17,380 税込)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/24674/
昔からある定番品です。これを派手にチューンしているっぽい。
これをリファレンスにして音比べをしてみると。
CELESTIONで圧倒的に音が良いのはやはり
CELESTION Ruby 8Ω (¥34,980 税込)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/261731/
ミドルからハイに抜ける艶やかさ、TELEFUNKEN V76プリアンプみたいな色気持ってます。流石にこれをウチのアンプに使うには勿体なすぎる。
その次に良かったのが
CELESTION G12H-150 Redback 8Ω (¥19,580 税込)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/231883/
これならなんとか手届きます。
コスト的に良かったのが
CELESTION G12M Greenback 8Ω (¥15,180 税込)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/24669/
しかし、イングランド製から現在の中国製に変えて果たしてグレードアップできるのだろうか。
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