伝説のオペアンプ BB(Burr-Brown)OPA2604
2021.04.12
伝説ってほどじゃあないんですが、現在ヤフオクに出品されているOPA2604の95%以上が偽物だそうで、既に伝説なのかもしれない。実は、昨年秋葉原の有名部品屋さんに行ったらopa2604が空になっていて在庫無いか聞いたら、在庫あるのですけど偽物かもしれないんですよ~・・・と。だから商品引っ込めちゃったんですって。私が音楽やギターから遠ざかっていた間、opa2604が絶版になっていたことをここで知ります。
ここ2年位の間に店舗で購入された物含め、、レビューされている物は偽物の情報かもしれないので、あてになりません。



先日Hughes&Kettner TUBE20のオペアンプをOP275に交換した際に故障したのですが、どうやらパワー管が寿命だったようで、交換しました。
しかし、OP275にしたとたん、ワイドレンジで高音域が出てるにも関わらず抜けが悪い、という残念な結果になり、ここはどうしてもBB OPA2604を試してみたい。

実はあるのです我が家には。6年前にオーディオ用アンプ、AURA stingray 105に下駄を装着して忍ばせてある本物・・・・



貴重なブツなので丁寧に取り外し、本日Hughes&Kettner TUBE20に取り付けてみました。

するとどうでしょう?おおおおおお~~~~~おおおおおお~~~!!
なんと気持ちの良い音が出るのでしょう。
水を得た魚のように、瑞々しいミドルとタイトな低音、抜けの良い高音、正に、THE、レスポールという王道のサウンドが出ているじゃないですか(ギターは偽物だけど笑)。

元々、このアンプの改造の方向性としては、Custom Audio Amplifiers 3+SE & VHT G2100

https://www.hybridguitars.com/item.php?code=3033 恐らく当時80万円位したと思う。
とか
https://key-shinsaibashi-rig.theblog.me/posts/2379601

の音を目標に改造してきたのですが、かなり近い所まで来れたのではないかと思います。
このアンプの組み合わせのレコーディングは、10年間やってきたので完全に頭に入っています。

Hughes&Kettner TUBE20の、コスト的な限界まで引き出せたと思います。

オペアンプ、BB(バーブラウン Burr-Brown)名前が良いですよね。



オークの樽を焦がしてスモーキーなシングルモルトウイスキーを熟成させているかのような、通なおっさん好みの。
TIなんてテキサスの安物バーボンでも食らってろこのモロコシ野郎wとか言いたくなっちゃうじゃん(単なるイメージ妄想です)BBはTI傘下に下っちゃったけどさあ。

OPA2604というのは、現在のオペアンプからすると全然高性能ではないのですが、ミドル帯域に特徴があり、ボーカル、リード楽器、などが特に瑞々しく鳴る傾向があります。オーディオアンプで使うよりか、エレキギターで使うと本領発揮できる物なのかもしれません。そもそもオペアンプは、ローノイズ、低歪みを追及している物で、歪ませて気持ち良い音を追求するようなクレイジーなことをしているのは、恐らくエレキギター業界だけだと思います。


もう偽物しか残っていない現在、エレキ業界にはやはりこのオペアンプは必要です。再生産を強く望みます。楽器には必要です。TIさん、是非作ってくれませんかね。

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