弾きこまれたギターは音が良いのか?
2021.05.31
これもう、何十年も前から論議されてることだと思いますが、結論は出てると思うんですよね。

元々音が良いから沢山弾かれる。弾かれる頻度が上がる程、細かなトラブル対処、細かなメンテナンスが施され、常にベストな状態に仕上がる。

弾きこまれてもメンテナンスされてないギターは、大体ハードオフジャンクになっちゃうんですよね。
昨年1万円で入手したエドワーズの日本製レスポールもどきがそれでした。フレットガタガタ、錆びだらけ音出ませんジャンク。

これは、メンテを入れれば入れるほど音が良くなり、今ではメインギターに昇格しています。
但し、どこかに手入れると別の場所が変化し、ベストな状態に持っていくまではやはり1年位かかりました。バランスを取るのはとても難しいと思います。プロの工房へ持ち込んだとしても、ギターは生木、四季の変化でまた別の個所が変動します。

ワタシも今16本ギター持ってますけど、弾いてない物がやはりトラブル多くなる傾向が大きいです。それでも1~2か月に一度は出して弾いてると、重症化する前にメンテできちゃうんですよねえ。四季の変化でネックの状態が常に変動する日本では、本気なら24時間空調された部屋で管理するべきです。可能な限りハードケースに収納する。出しっぱなし、ソフトケースはダメです。

リフレットで音が変わってしまう。

これは、ギターにとっては臓器移植みたいなものでしょう。
手術が上手く行ったら良かったね、また頑張ってくれよ。
失敗したら、今までありがとう、飾っておくのも良いと思います。
人間なら再手術もするでしょう。料金倍額かかっても、他の工房で再手術するのも良いかと思います。

ワタシはリフレットやりたくないので、ギターの数増やして分散して弾くことでフレット減らないようにしてます笑
Fender japan sr15-ce 歪み回路改造。
2021.05.16
もう改造はやらないと決めたのですが、やはりクランチ歪みの時のチリチリ感が
気になり、歪み回路の改造を検討する。

こちらのページで、各ペダルエフェクターのクリッピング回路のまとめ図を発見しまして、
http://mykeita.blog59.fc2.com/blog-entry-69.html

これは凄い。Marshall のガバナーが発光ダイオード2発の対称形歪みだと言う事を知り、また発光ダイオードの歪みはとても珍しいようで、これは是非やってみたい。

ダイオードって幾らするのかな?と秋月のページ見たら、一個10円なんですよね笑
んじゃ、早速取り掛かろうと、アンプを再分解してみた所・・・・

あれ?・・・・ええ~~~!!赤いの2個付いてる!!

念のため、電源入れて弾いてみると、弦の振動と音と光り方が連動してるwww



このアンプ、既に改造されておりました笑

オペアン換えた時に何故気が付かなかったかなあ・・・・

今日、ハードオフにこのアンプのジャンクが置いてあったのですが、ゲイン下げても歪みます。と。
元々はクランチが出ない超ハイゲインアンプだったのですね。この仕様のため、ジャンクコーナーに置かれる数が多いようです。これ無改造のオリジナルだったら音出しの時点で買わなかったかもしれないなあ。

このチリチリ解消は無理っぽい。マイクで拾ってヘッドホンで聴かなければ気にならない程度なのですけどね。
Fender japan sr15-ce オペアンプ交換
2021.05.12
ツイキャス生放送でネタバラシをしてしまったのですが、先日のフェンダージャパンエルクアンプ、あれをやりました。

オペアンプをBB 2604APに変更する!!

改造というと、案外簡単に考えている人が多いのですが、古い物というのは、例えばボリューム部品のプラスチックが経年劣化をしていて割れやすくなっていたり、金属部品が腐食して固着していたり、かなりリスクのあることです。部品全部外すの大変なんですよ。



そこの所、ちゃんと頭に入れておくことが必要です。
壊れても諦める。意地で修理するのがジャンカー道だと思います笑

んで・・・分解してみたところ、あれ?なんだこれ?



トランジスターが付いてるぞ???これは予定外だった。

このアンプ、プリアンプ部をオペアンプで処理して、最後のパワー部をトランジスターで賄う、なんちゃってディスクリートアンプでした笑
こういう手法があるのかあ・・・ほんっと面白い。90年代の商品はこういう笑える設計が良いですよねえ。

このパワートランジスタが、TDA2030Aという超安物で自作キットなどで高音質と評判が良い物らしく、まだスペックシート見てないので解りませんがLM1875T, TLM675などが互換品で動作するようです。

とりあえず、パワートランジスタは置いといて、プリ部の4558DDを取り外し、下駄を装着してBB OPA2604APを刺して音を出してみました。




・・・・・うわ~・・・・・こんな安物アンプでこんな良い音出ちゃうんだ~・・・・

これ以上の改造はコストが合わないので中止笑


本日の収穫品Fender japan sr15-ce
2021.05.05
Fender japanのギターアンプです。



正確に表記すると、Fender japan のELK、 韓国製アンプ。
90年代まではフジゲンがFender japanのライセンス品を製造していたのは有名ですが、このELKという会社は1970年代までコピー商品を作っていた日本の会社です。
フジゲンがフェンダーとライセンス契約して以降、Fender japanのギターアンプを製造していたのがこのELK。当時、フジゲンと契約なのか子会社化したのかは知らないのですが、90年代末期まで製造されてたフェンダージャパン製品のアンプにはこのELKの名前が入ってます。
コピー商品作ってた会社が本物ライセンス作る会社になってしまう・・・japanヴィンテージあるある、ですね笑

探したらカタログ発見しました。
https://brochures.yokochou.com/guitar-and-amp/fenderjapan/1998/jp_20.html
 
定価16800円ですってねえ・・・

アンプも沢山あるし別に要らないんですけど、安かったのでブログ&Youtubeのネタで買ってきました。
え、だって税込1650円ですよ笑
居酒屋だってYoutubeだってネタの仕入れにはお金が少なからずかかるもんですよ。
それと、90年代のセレッションスピーカー搭載したELKアンプの実力を図りたい。

状態はジャンク、プレゼンスガリ有り。
試奏してみると、ガリは数回回して消えてしまい、状態も悪くない。
しかも、中々良い音してます。イコライザーの効きが良い。



※この機器の内部には、お客様が修理、交換できる部品はありません。



はいはいはい、固いこと言わないで中身見せてねw

お?おお~。まずいきなり目に入ったのがスプリングリバーブ。



凄いねえ~本物入ってるよ。今の時代の格安アンプじゃみんなDSPデジタルリバーブですからねえ。

はい、オペアンプが2個入ってました。



定番JRC4558DD

ローノイズ選別品です。表面実装じゃなく挿入系ね。

これ、何故2個入ってるかというと、プリアンプ部のゲイン稼ぎと、スプリングリバーブへの送りのアンプで使用しているのだと思います。・・・と調べたらなんと回路図アップされてるの発見!ありがたやありがたや。
http://heart-land.way-nifty.com/blog/sr15ce/index.html

スピーカーはセレッション PG8A-15
絶版品で中々人気のようで、ヤフオク相場が1980円。
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch/%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%208%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81/2084018998/

これとJRC4558DDばら売りすれば利益相当出ちゃうレベルじゃんねえ笑

開けたついでに各部品に魔法の接点復活材を入れて置きます。

次に何やろうとしてるか解った人~~~~笑

あれ行きますわw

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