レスポールの謎
2020.03.10
こうして初のレスポール(コピーですが)を入手して毎日楽しく歪ませてディレイバリバリにかけてジョン・サイクスの真似して弾いたのですが・・・・

ゲイリームーアの1959年レスポールみたいな音出てねえなあ・・・・

どっかに1959年レスポールの単体の良い音聞けるとこないかなあ、と探してみたら
ありましたありました、なんとESPに保管されているヴィンテージギターの動画サイト。

https://www.j-guitar.com/gakkisommelier/feature/2016/01/espmuseum-vintage-salon-vol1.html

いやいや凄いですよ素晴らしい。
音聞いてみると、やっぱりゲイリーと同じ音出てるんですよね。
俺のHISTORY、音全然違くない?

ギブソンのレスポールは、リア、フロントミックス時、クランチ特にボリュームを絞った時などにバイオリンのような胴鳴りの音がするんですよ。

この謎の音が気になり、各カバー外して眺めてみます。
ウエスタンの50年代ケーブルやってみるか?・・・
コンデンサを0.1μFにしてみるか・・・

あれ?よく考えてみたらボリュームからセレクターまでケーブル通す穴がトンネルになって直通で行ってるではないですか。

これって、径小さいけどセミフォロウ構造なんじゃね?この穴の大きさ、穴の径で共振周波数変わるんじゃね?
メイドインジャパン、工作精度の高い日本製はこの穴狭いか?大陸アメリカ製はこの穴もっとでっかくピーク共振周波数低くなってるんじゃねえか?笑
このヒストリーのギターの穴の径だとウエスタンビンテージケーブル6本は確実に入りません。。

本物見てないから知りません、レスポール初心者なのでこの先は知りませんが誰か研究たのもう。


ワタシは、上記のESPのサイトの音聞きながら、リアフロントミックス時の音を基準に、ピックアップの高さを微調整してヴィンテージギターの周波数特性に近くなるよう調整し、そこそこ似た音でるようになりました笑

この調整をして、初めてフェンダーのスタガードポールピースのバランスが理解できました。フェンダーはちょっとばかり手抜きしてもそこそこ良い音出るのですが、レスポールタイプは全部の弦が良く出るベストポジションを出すために相当の技術が必要かと思います。

※追記 
https://soundmagician.net/guitar/archives/2012/09/polepeace.php
ピックアップのポールピースの高さを調整するサイト見つけました。
昨日酔っぱらって書いてたので今日これを実践してみよう。

HISTORY ZLS90-CFSその後の問題
2020.03.01
ボリュームとトーンは国産GOTOH製に付け替えたので問題なくなったのですが、
弾いているとなんか気持ち悪い響きになる・・・なんとこのギター、4弦、5弦の音程が弾いてるうちに上がって行きます。

まあ、長年の経験からこういうトラブルはナットだ絶対ナットだ。
と思い、検索してみると・・・

ナットの溝切が甘いと、ナットに弦が引っ掛かり、ペグとナットの部分だけ張力がかかり、そのままチューニングされて、弾いている時にその引っ張られた所が徐々に指板側にずれていき全体のチューニングが上がってしまうらしい。
これはどうやらレスポールやアコギのナットに対して斜めに弦のテンションがかかるタイプに起きやすい問題のようです。

ギター歴36年になりますが、さすがにピッチが上がっていくギターは初めて経験してびっくり。サークルフレッティングシステムは倍音が綺麗に整って出るので、余計に
ピッチが気持ち悪く出てしまうようです。

これだけ音良いのに前オーナーが新品同様で手放したのはこれが原因だろう・・・・・

ナットファイルで微調整します。ゆっくりじっくりやります。



ナットの調整はワタシみたいな素人には非常に難しく、やり過ぎたら付け替えしかありません。
昔アートテックで杉浦さんが目の前でやってるの見ましたが、一発で完璧に仕上げちゃうんですよねえ。職人の技って凄いですよ。今は自分でナット切りやってるのでいかに凄い技術だったのかよーく解ります私には絶対できません。おっかなびっくりなんとかごまかしながらちょうど良くなるまで数日かけて直します。
ギター歴36年初レスポール
2020.03.01
なんか北のほうから俺を呼ぶ声が聞こえる・・・・
呼ばれたのでハードオフ三郷店に5年ぶりくらいだろうか、車で行ってきました。

そしたらこいつがおりました笑



HISTORY ZLS90-CFS
島村楽器プライベートブランド、HISTORYのレスポールです。
2000年代中頃の製品で、トップは薄いべニアの綺麗なメープルに、ハードメイプルを貼り合わせてマホガニーとプライしてます。ネックもマホガニーですが3ピース(ヘッド部合わせると5ピース)、ボディも多分3ピース。サークルフレッティングシステム。
HISTORYはオープンプライスなので中古店が値段付けづらい。大体の記憶では、ZLS90の90が定価9万円、実店舗で2割引いて72000円、という具合で販売してたと思います。
2005年にベースを新品で購入してますのでそんな感じだったかと。

購入価格は税込み33000円。10数年経過してますが新品同様です。どうやって保管したんだろ笑

実はわたくし、サークルフレッティングシステム(CFS)の考案者のT.M.Pの天才秀才、松下さんが、CFSの特許をフジゲンに売却する前にT.M.Pブランドで製作されたプロトタイプのレスポールを16年程前に弾かせてもらいまして、その音たるやなんたるや、ピッチが正確という以前に音の立ち上がりが凄い!!
使用したアンプは、fender バイブロラックスのヴィンテージ、オリジナル。

HISTORY ZLS90-CFS・・・T.M.Pモデルとまでは行きませんが、相当なレベルの楽器です。
しかし・・・やはり音がなんか気になる笑イコライザーで作りこんでもどうにもならない部分がある。

ので、早速分解してみましたところ・・・



なんじゃこのボリュームは。定価9万のギターにこれ使うか笑

アースは針金笑、裸のむき出し線です。バッカスの送料込み15000円の最安値モデルでさえ針金は無かったですよ笑
しかし考えてみたら、コンデンサの足、むき出しの針金ですねウハハこれでいいのかも笑
この徹底したコスト感覚、どっかの外人コンサルがやりそうな匂いがプンプンしますw
内部配線はそれなりの物使ってるので今回はそのままで。
本当はウエスタンビンテージワイヤー使いたいのですが、レスポールはセレクターまでの距離がとんでもなく長いため、ウエスタンワイヤー使っただけで1万円超えます。さすがに配線ケーブルごときに1万円つかいたくない。
それと、ビンテージワイヤーはノイズが出やすく長く取り回ししたくない。

コンデンサはKCK・・・なんと新潟の国産メーカーのコンデンサなんですねえ。
これもレアなのでこのままで。

早速秋葉原に行って、GOTOHの国産ボリューム買ってきて付け替えてみます。



リアの最終ボリュームだけ取り換えて音出してみるとウハハ、音全然違うじゃねーか笑
こりゃ測定器かけてもデータ取れちゃうレベルの音質差。
余ってるウエスタンエレクトリックのヴィンテージワイアーをアース線だけに使ってみる。



余ってるからです音は特に狙ってません笑
全部ポットGOTOHに交換。

うーん。これは凄いことになってるぞ。
弾いてみたい方は居酒屋しのちゃんへ。

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