Bill Lawrence BC1D-62 Challenger
2020.09.11


こちらは先月購入しました。前オーナーからの情報では1985年製、



ボリュームは全部CTS製に交換、ウエスタンビンテージワイヤーで配線、セレクターはCRL製。
コンデンサはガチの1950年代のブツ入ってますねえ~ww(John E. Fast.105 200v)
最近思ったのですが、エレキギターの微弱電流にこういう大容量コンデンサ使うのは、古くなって容量抜けしても大丈夫だからなのですかねえ?これも70年近く経ってますけど音ちゃんとローパス変化してます笑山水の80年代のアンプの缶ジュースみたいにでっかい電源コンデンサも未だに殆ど生きてるそうですし。

※電装部品代だけで10000円以上かかっています。工房でやったそうでこりゃ大変だな・・・
ペグは近年のGOTOH製クルーソンタイプに交換されています。

このモデル、Bill Lawrence純正ブラックラベルピックアップではなく、廉価版のブラックトレーサーという国産の代用品が入っています。
ターン数が極端に少なく出力は弱めなのですが、低音がボコボコ出て物凄い暴れん坊ぶりです。そして、周波数特性が極めて狭い(笑)

まずは、オクターブを厳密に調整します。6弦がどうしても合わない。なんでだろ??と検索してみると、

はいはいはい、フリーダムのページに解説されてました。
http://www.freedomcgr.com/parts_synchro_frame.html

ヴィンテージタイプのシンクロはサドルの稼動域が狭い為オクターブ合わないんだってさあ。
という訳で、バネを切り取ります。



ギリギリまで後ろに持っていきました。次の弦交換で通るか微妙笑。まあ、こういう所は割り切りましょう。

次、ピックアップをフェンダーカスタムショップ FAT50セットに交換してみました。



・・・なんだこの優等生みたいな音は・・・当たり障りの無い低音、極めて滑らかな周波数特性、アメリカ人にこんなもん期待してないわ。しのちゃんが求める古き良きアメリカってのは、真っ赤なキャデラックとか銀ピカのインパラみたいなアホな車なので、なんか違うぞ~。

うーむ、ビルキャスターに取り付けたNOCASTERセットは物凄く良かったんだけどなあ。
これは暫くしたら交換してしまうかも。
爆音アメリケン仕様のアンプ
2020.09.10
先日購入したFENDER HOT ROD DELUXE 初期型ですが、とりあえず爆音です笑
マスターボリュームを2にした時点で東京では隣近所から苦情が来る音量。


マスターボリュームの部品見たら25kΩ。日本の住宅事情なんて一切考慮しない、音質最優先。
ちょうど良い音量にするのが結構難しい。(現在のメキシコ製はここ改良されてるようです)
もうちょっと抵抗値高いのにしたら滑らかになるかなあ、改造しようかなあと思ったのですが、
まずは使ってないアッテネーターがあるのでこれをセンドリターンに繋いてみました。

じゃーん。



東京光音製、ロータリープラスチックフェーダーで26年前に自作したアッテネーターです。
ボリューム部品のみで3600円以上します。通常、数百万円のミキサーやコントローラーに使われるハイエンドパーツ。
接続して音出してみると、おおおお~これは、フェンダー特有の劈く音も消えず、イイ感じに滑らかにパワーダウンできてます。さすが東京光音、26年経過しても全く劣化しないクオリティ、音質も世界トップレベル!!オレの体の劣化のほうが負けてるわ笑
ちなみにセンドリターンに接続している赤いケーブルは、バブル期に製造されてたACROTEC 無半田圧着6NOFCケーブル。(購入時しのちゃん18歳、バイト代は全てこういう物購入につぎ込んでいた)
アクロテックの詳しい情報はこちら。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/furukawa-ele/sound/acrotec_memorial.htm

ここで劣化させる訳にはいくまい笑

検索してみると、ギターアンプのパワーダウンには手こずっている人が結構多いようで、トランス型でパワーダウンするのが通例となっているようです。しかし、トランス型は6万円とかとんでもない価格帯になってしまうので、お困りの方、是非東京光音製、ロータリープラスチックフェーダーで自作するなり製作依頼してみてはどうでしょう。
FENDER HOT ROD DELUXE 初期型
2020.09.09
こちらは先日購入してきました。



現在のメキシコ製ではなく、1996年製、USA製の初期型です。
(写真は全てしのちゃんによる外装修復済)

状態はジャンクで、ライブで持ち出ししてたのでしょう、外装はかなり打痕と剥がれがあり、各コントロール系ほぼ効果無し、の説明書きがあり、ちょっと試してみようと、音は極端に小さく蚊の鳴くようなレベルで、確かにEQもほぼ効果無し。

こりゃ修理代相当かかるな、やめとこ・・・と思ったのですが、パワーダウンしてるスイッチとかあるのかな?と背面パネルを覗きこんでみると、おや???スピーカー接続端子が2個あります。もしかしたらこれでパワーダウンするのかな?と差し替えてみたら、物凄い爆音でびっくり!!
ええええ!!!???
とりあえず音は出たのですが、試奏時間は10分と言われたのでもう時間が無く、一通りチェックして多少のガリはあるけど差し替えで音出たから後は自分で修理すりゃいいやと税込22000円で購入してきました。

さて持ち帰り、分解して修理をしようと背面パネル外して見ると、いきなり目に入ったのがモンスターケーブル(純正プラグ付き)、案外試奏時には気が付かないもんです。そしてスピーカーはJENSEN ALNICO 5に交換してあります。これは限定ツイードバージョンに寄せた改造、前オーナーが交換したのでしょうね。



で、スピーカーの接続端子を修理しようと見てみると

・・・エクスターナル端子・・・

まさかの外部スピーカー用端子に接続していたから音が出てなかったのかwwwwww

しかも、交換してあるスピーカーの値段調べたら鼻血出るwww

JENSEN P12N No Bellアルニコ
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/46430/
※訂正、後日旧モデルのJENSEN P12N Alnico5 concert seriesだと判明してます。

ユニットだけで25630円もするじゃないかwwww

ガリはごく軽度なので、ポットに魔法の接点復活剤を入れて、全機能回復。

初期型は現在ノーマルで71,500円とかするんですよね。
https://www.digimart.net/cat12/shop1484/DS06346055/

これにジェンセンSP入れたらねえ・・・・

いや~これは大変なお買い得でした笑

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